注意:今回の講演ビデオには、実際の手術映像も含まれているため、
苦手な方は、音声だけで聴いていただけますと幸いです。

こんにちは、相武台脳神経外科です。
本日は、チャンネルSの番外編市民公開講座としまして、
脳腫瘍に関して、(手術療法にポイントをおいて)
北里大学脳神経外科主任教授 
隈部俊宏先生に相武台脳神経外科までお越し頂き、
ご講演いただきました。

今回は、第2回目となります。

実は、脳腫瘍があり、
はじめて当院などの医療機関を受診する場合、
頭部MRIで、発見された際には、
救急車を呼ぶほどではないにしても、ある程度
急いで、2,3日中に大学病院で手術が必要な場合が
時折あります。
そんな時、開業医の立場としては、
紹介状を書いたものの、
実際に患者さんは、大学へ受診して、いただけたかな?
途中で、病状が急に悪くなることはなかったかな?、と
患者さんの状態を逐一把握できないだけに、
内心では、不安に思いながら、
患者さんのことを考えております。

そのような不安な気持ちの時に、
隈部俊宏教授は、
「無事手術を終えることが出来ました。
今後〇〇の治療を開始します。」

水曜日の外来に紹介させていただき、
木曜日に手術して
その後すぐにまず、
非公式な形でEメールをいただけるのです。

日々、得てして、
孤独になりがちな
一介の開業医の立場からすると
涙がでるほど嬉しいメールです。

誤解を承知で、
正直に言ってしまうと
隈部俊宏先生は、
脳腫瘍の手術に関しては、
世界的に見ても、
圧倒的な手術技術の高さがあります。

一般の方々は、
ほとんどそのようなことは、
ご存知ないとは思いますが、
実は、強力なバックアップ体制のもと、
当院では、
座間、相模原地区の脳腫瘍の診療を行っております。

舞台裏では、非常に心強いものがあります。
今後共、
宝の持ち腐れにならないように、
診療所レベルでできることを
精進してきたいと思います。

以下 初回時の 脳腫瘍講座紹介の文章です。

一般の方々が、
脳神経外科と関わる場合、
多くは、頭部外傷や
脳血管障害といって脳梗塞や脳出血に
関する場合だと思います。

ただ、
脳神経外科医の立場からお話させて頂きますと、
一般の方からは、
縁が薄いであろう脳腫瘍の治療に関しましても、
脳神経外科医が取り組んで日夜進歩させようと
努力している非常に重要な分野なのです。

普段の生活では、あまり関わる事がないですし、
もちろん関わらない方がよいのではありますが、
万が一、患者さんが、脳腫瘍を患ってしまった場合、
どうにか満足のいく毎日を送っていただきたいと、
日々、陰ながら、文字通り命を削って、
血のにじむような努力を重ねているのが、
脳腫瘍に関わる脳神経外科医です。

病気が手術で治る、治らないとの、
二元論的な簡単な話ではなく、
(流行している人気のドラマのような
軽薄な世界ではなく、)
その現場には、
生命の神秘には、
遠く力が及ばないながら、
なんとか、
運命にあらがおうとする、
生身の人間である、
患者さんと脳神経外科医との、
とてつもない壮絶なドラマが、実は、
繰り広げられているのです。

もちろん、そのようなドラマは、
一般の方は、
ほとんど、話としても触れる事はないでしょう。
ただ、その厳しい世界の上に、
我々、人類の安全領域が少しずつ、
歴史を重ねるにつれ、
広がってきている事も事実です。

少し、難しい言葉や、
生々しい手術映像などもありますが、
是非何かの折に、ご興味のある方は、
ご視聴頂き、単純に軽い気持ちで
このような世界もあるのかと
感じていただけましたら幸いです。

以上引用

 

第2回脳腫瘍市民公開講座の内容
  • 脈絡叢乳頭腫の隈部俊宏教授の手術映像。
  • 手術時、使用している器具、バイポーラとは?、吸引管とは?
    脳という組織の、美しさ。
  • 悪性腫瘍の治療の厳しさとは?
  • 脳腫瘍のWHO分類ごとの生存曲線。
    個々の患者さんでは、生存曲線通りに経過しないこともある。
  • 脳そのものから発生する腫瘍の名前とは?
    脳そのものから発生する腫瘍と
    脳を取り巻く膜、髄膜から発生する腫瘍の大きな違いとは?
  • 頭蓋内の最深部、
    生命維持装置である脳幹部近傍の髄膜腫を摘出するという
    非常に高度な技術を要する隈部俊宏教授の手術画像。
    髄膜から発生する腫瘍は、
    脳神経外科医の非常に高い手術技術で、たとえ、最難度と言われる、脳幹部近傍でも
    完治する可能性が高い腫瘍である。

 

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