おはようございます。
今日は西東京からの配信になります。
すこし日がでてきました。
先週こちらで当直させていただいた折には夏休みになったばかりで、当直室のお隣さんの家の窓から猛烈に親子げんかの怒声が鳴り響き、すこし怖い感じがしていましたが、今日は妙に静かだったのがなにか おかしかったです。
親子ケンカは怒声の中にも愛が感じられて客観的に聞いている分には、親子の絆はやはり深いなあとおもってしまい変なところで感心してしまったのですが、当事者のかたはそれどころではないでしょうね。
すみません。

ところで先日患者さんから
「先生からこうしろ!と命令してくれよ。そうすれば気がらくだから。」

話のなかでそのような台詞の下りがありました。

たしかに
一般の方と医師では医学的知識に関しまして、圧倒的な差があります。その点である意味強い立場にあることにかわりはありません。

私 も この方にとって、このような選択肢が医学的にはベストであろうという意見ももちろん持っています。ひと世代前のお医者さんまでは、パターナリズムと いって父親と子供の関係のようにほぼ命令のような形で、この薬を飲みなさい。こうしなさい。と命令していたのだと思います。

しかし、そのとき思いついたのですが、医療業界の隠蔽体質、電気業界の隠蔽体質、政界の隠蔽体質、すべての諸悪の根源がそこに集約されているのではないかとおもいました。

日本の熱い気持ちを持った若者は教育は大切と発展途上国へ学校などを作りにいきます。

その若者達は、健全な社会 政治のためには国民の高いレベルの知識、知恵その上で判断する力が必要と感じているに違いないのです。

振り返ってどうでしょう。私が診療した患者さんのほとんどはご自分の飲んでいる薬の名前をいえない。脳梗塞を予防するポイント(高血圧、高脂血症、糖尿、タバコ 、ストレス)などをお答えできない。片頭痛は克服しなくてはいけない病気だということをしらない。

地域で外来診療させていただきましたが、一般論ですが、ここまで医療に対して盲目的とは私自身ある程度は予想していましたが、実感はできていませんでした。

やはり医療や政治は国民が作っていく物です。
しっかりとした判断力が国民にあれば自然と医療も、政治も良くなっていくはずです。

ここまで盲目的だと人間関係ですから 医療従事者も政治家も少しずつ「甘え」がでてきます。そのつけがいま噴出しているのです。どうせ話しても聞こうとしないし、隠蔽体質となっていくのです。
発展途上国の教育を心配する前に、日本の教育および、おかみからの命令だけでなく判断力をつける習慣を私たちがつけていく必要があるのではないのでしょうか?

判断力は 知識量ではありません。 圧倒的な知識の差を超えられます。真剣になれば、ご自分で判断しようと思えば医師の話を本気で聞くようになります。あまり難しい話はありません。

そのように私がおもうのは、こども病院での経験でした。ご自分の子供さんならほんとうに真剣にご両親はこちらのお話を聞いてきます。いままで医学など考えたことがないような方でも、実に的をえた質問をされます。要は真剣度です。主体性です。

日本を今たすけることができるのは「おかみ」ではありません。
国民一人一人の本気度です。主体性です。
政治批判をする前に、医療業界の批判をする前にご自身に主体性を持つ。そのことで日本が本当に救われます。特に医療の部分では、、
なんと言っても 医療費は国家予算の約半分を占めるのですから。
ここがかわると一気にかわるとおもいますが、いかがでしょうか?
その部分を皆さんとシェアできればと強く思いました。

今日も読んでいただき大変ありがとうございました。