こんばんは、水曜日皆さんいかがお過ごしですか?
目次
①サッカー日本代表戦 快勝
②私の心のパラダイムシフト
③ダニエルピンクさんの講演
④なぜ当院のアイデア手当掲示板は機能しなかったのか?
⑤当院の今後の重要なキーワード

こんばんは、水曜日皆さんいかがお過ごしですか?

何より、雪が積もらなくてよかったです。でも東京は、普通の雨としか思えないのに電車に遅れが出たり間引き運転されていて意外に交通にもろい部分を感じました。

それはともかく、今日は夜間しか書類整理ができず焦っているところへ、

サッカーの代表戦ということで、意志が弱いと自分を責めつつテレビをつけながら仕事をしていました。

点を取る前の、本田選手、ゴール前に走り込んでくる際に、両手を上げて 香川選手にパスをアピールしていました。本田選手が、両手を上げて「パスくれ!!」をいった時点で、ゴールへの流れを感じました。

サッカーを見ているといろんな「流れ」を感じることができるので、ほんとに面白いです。

さて、今日のお話です。

今日は、すこし前衛的なお話になるかもしません。

それは、私のなかで、まだ 少しずつ芽生えだしている段階のお話だからです。

でも、ものすごく大切なお話ですので最後まで付き合っていただけますと嬉しいです。

このお話のなかで、私の中での「手段」のパラダイム・シフトがすこし起こりつつあるというその徴候をみなさんと共有できればと思います。

当院は、毎回申し上げておりますが、方向性のきちんと決まった集団です。

それは、ひとつのメッセージ

「体の声を聴き続ける。そうすれば健康への道は拓ける。」

を関わって頂いている全ての方々にお伝えしていくということのみが目的の集団です。それ以上でもそれ以下でもありません。

そこは、全くぶれません。しかし、お伝えさせていただくための手段は、

まだまだ、改善、改善、改善!の段階です。

その手段の説明のために、

私はよく「健康マネジメント」という言葉を多用してきました。

なぜ、その言葉を多用しているか、

実は、偉そうにいっている私もそうなのですが、

自分の体との向き合い方、付き合い方で、「コントロール」というつきあい方をして痛い目にあっている方が、外来診療していて非常に多くみられます。

体を無理やり酷使したり、無理やり痛みをとったり、無理やり血圧を下げたり、、、その先に「健康」はない。と断言できます。

独裁政権に真の平和ないことと同じことです。

その多くの方々への提言として

「健康マネジメント」という言葉を使用してきました。「強制」から「管理」へ

その「マネジメント」という言葉は「コントロール」よりは、健康へ近づけるかもしれません。

しかし、最近私は、マネジメントという言葉の限界を感じるようになってきました。

そこへ衝撃的なスピーチに出会ったのです。

ダニエル・ピンクという方の講演です。

彼は、アメリカ合衆国作家で、ビル・クリントン政権下のロバート・ライシュの補佐官を経て、1995年から1997年までアル・ゴア副大統領の首席スピーチライターを務めました。

その彼の講演のなかの言葉。

There’s a mismatch between what science knows and what business dose.

これは、意外にその分野にはまってしまうと、マインドをゼロベースにして、

ニュートラルに物事を捉える思考をすることが、

人間全般的に苦手であることの象徴かもしれません。

それは、どの分野にも存在します。

もちろん医学の分野にもこれが当てはまることは多いですが、医学の分野でのその話をすると脱線して戻ってこれなくなる可能性があるため、

今日は、やめておきます。

There’s a mismatch between what science knows and what business dose.

科学では、実証されていてビジネスでは、全く無視されていること、

つまりここでは、

「内的動機付けのエネルギーは非常に強いにもかかわらず、それがビジネスの世界でほとんど生かされていない。」

という事がひとつ当てはまるようです。

「外的動機付け」と「内的動機付け」

このことは、社会科学において実は、半世紀以上まえから研究されてきたというのです。

プリンストン大学のサムグラックスバーグをいう方が、ある問題を2つの集団にとかせました。

一つは、「報酬20ドルあげるからこの問題をといてください。」

もう一つのグループは「単純にこの問題を解いてください。」

といって、問題を解く平均時間を、様々な条件を変えて 40年以上にもわたって検証し続けた結果、

問題が、単純な問題ほど、報酬を与えたグループのほうが、解く時間が短かった。

複雑だったり、クリエイティブな問題であればあるほど、

報酬を与えないグループのほうが短い時間で

問題を解くことができることがわかってきたのです。

20世紀のビジネスでは、「成功報酬は多ければ多いほどよい仕事をしてもらえる。」と考えられていました。

しかし、そのアメとムチ作戦では、生産性が向上しないことが、

社会科学の分野において様々な実験を通してほぼ定説となりつつあるそうです。

しかしほとんどの会社では、まだそのような考え方を現実では、取り入れておりません。

実際にわたしも、思い返してみると経験があります。

当クリニックの職員のみが閲覧できるwebページがあるのですが、

そのページで

「もしクリニックの成長につながる提案をしてくれた職員には、ひとつの提案につき成功報酬を〇〇円給与に上乗せする。」

という提案をしております。

最初は、物珍しくいくつか提案を頂いたのですが、

そのうち、クリニックの成長スピードが早くなってくると、

そこに書き込むよりも、どんどん私へ直接に提案してくれる職員が増えてきました。

それは、なぜか?

今回のスピーチを聞いて思い返してみて、あとから気がついたのですが、

私は、中心的な職員達にあることを刷り込んでいたのです。それは、

「雇用者に、必要とされるからこの職場で働いているというマインドから、

この職場で、自分が働きたいから働いているマインドを徹底してください。」

と伝えてきました。

「私が、オーナーになって、このクリニックで働きたくない人は、ここで、働かなくてよい、どんなに能力があるかたでもここで働きたいという気持ちが一番だ。もしその気持がない場合は、離れてください。」と

実際、非常に優秀なスタッフたちが、数名離れていきました。

能力が優秀なため、はなれたときはクリニックとしては、本当に痛手でした。

しかし、そのマインドを徹底することで、

新たな想像も絶するようなエネルギーが内から沸き上がってきたのです。

受動から主体へ、外的動機付けから内的動機付けへ、「アメとムチ」から「したいからする」へ

当院の職員は院長の私のために働いてはいない。

理念のもとで、ここのクリニックで自分が働きたいかどうか、ただそれだけ、ただそれだけのためにクリニックに働きに来る。

そのため、心のベクトルは私の方へ向いていない。

振り返ってみて

なぜわたしのところへクリニックを改善したいという様々な提案が忌憚なく、

どんどん寄せられるかという疑問がすこしずつとけてきました。

なかには、私が傷ついてショックを受けるような提案も上がってくるのです。

もちろん、その提案には、きちんと責任が伴うように職員には指導しておりますが、、

それは、職員が私のために働いているのではないから、、

いまや、当院の報酬をもらえるアイデア提案掲示板は閑古鳥が鳴いております。

 

社会科学では

マネジメントではビジネスは生産性が落ちることがはっきりと実験で検証され続けていいます。

それでも、ほとんど全ての会社がマネジメントをしています。

ダニエルさんによると

googleの社内には 20%タイムという規則があるようです。

それは、就労時間の20%は何をしても構わない。

自分で好きに出来る時間という事です。

現在のgoogleのクリエイティブな業績の半分近くが、この20%タイムから生まれたそうです。

 

私は、本当に偶然ですが、アイデア提案報酬の掲示板を通して、

外敵動機付けは無力で、

内的動機付けはものすごいエネルギーと持ち合わせている経験を、意図せず、

偶然にすることができました。

これは、

いま健康管理に対しても、大きなエネルギーを秘めているとおぼろげながらに感じております。

健康マネジメント、、、

多くの方々への提言として

「健康マネジメント」という言葉を私は、使用してきました。

その「マネジメント」という言葉は「コントロール」よりは、健康へ近づけるかもしれません。

しかし、ダニエルさんの講演の中で私の琴線にふれた言葉、

「マネジメント」とより社会科学で実証されている言葉、それは、

「Autonomy」「Mastery」「Purpose」という言葉です。

生産性が外的要因からではなく、内から湧きでて噴出して来ることを意味する言葉です。

重要だからする。好きだからする。面白いからする。何か重要なことの一部を担っていると考えるからする。

これは根源的なエネルギーであり爆発的なエネルギーを生み出します。

 

もう一度私たちのメッセージ

「体の声を聴き続けるそうすれば、健康への道が拓ける」

これを見直してみましょう。

このメッセージは実は、無理やり健康への道を拓いておりません。

単に、聴くという作業を通して、

真の、根源的な

生命の流れ 生命のエネルギーを感じる、

そしてその流れに乗り

その流れのまま生きることで、エネルギーに満ちた自分の命を育むことが出来る。

 

このメッセージこそ、究極的な 「内的動機付け」を意味することを、

自分で言っておいて改めて発見しました!

今まで、私は そのメッセージへの手段として、

「マネジメント」の要素が強かった反省がこの一年半においてあります。

今日このビデオをみて、少しずつ、

手段でさえも、「Autonomy」の要素を多分に含んだ「手段」を提供すべきだ!

ということを改めて決意させられました。

ダニエル・ピンクさん、すばらいい気づきをありがとうございます!

これから健康コンサルタントとしての私からの提言も「マネジメント」から「Autonomy」へ

少しずつ移行していく必要があることを胸のうちで強く感じています。

 

今日は特に長い文章読んでいただき大変ありがとうございます。

 

それでは、お休みなさい。