原爆ドーム

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この話は本当はしてよいものかどうか分かりません。
しかし、昨日、私の尊敬すべきメンターと酒をかわしていたとき、
彼に何かが乗り移ったかのように話し始めたのです。
それはきっと66年の歳月を経て、日本の魂を守り抜いた方々からの
私へのプレゼントそして
今の時代へのメッセージなのかもしれません。

~奇跡的に照らされた「平和の礎」
「死なせてはいけない日本人リスト」からの贈り物~

「失礼つかまつりたく候。
別れの杯をあげたく候。
アルコールを頂戴いたしたく候。」

深く静まり返った夜、
机に向かっていると、後ろの扉をたたく声が聞こえた。

私は、研究用と偽って余分に配給させたエタノールに氷砂糖と水をまぜ、
絶妙な配合のカクテルをそっとつくりあげた。

青年はここ満州の山奥で、ひとつの人生を二十歳そこそこという年齢で、
明日終えようとしている。
今晩は最後の夜だ。存分にのめ!

日本のために死ななくてはいけない若者
日本のために死んではいけない私

「死なせてはいけない日本人リスト」
毎日毎日 原子爆弾製造計画の進捗状況が、確認される。
リストのメンバーは、すぐにでも製造可能な能力が自分たちにあることを知っていた。

しかしこれを作ってどこで実験するというのか?
日本の持っているプロペラ機の機動力で実験できる地点は、
成功するにしても失敗するにしても必ず日本人が被爆する。
我々は、我々の原爆はまだできないと、「しら」を切り通そう。
それが、未来の日本人への贈り物であるし、我々リストメンバーの誇りだ。

私は、目の前の青年のひとみをじっと見て、
「戦争が終わったら必ず日本を立て直してみせる。」と
何もできない痛みと戦う心の中で誓った。

現代の私たちの命は、散っていった若者の思いのおかげで頂いた命です。
散ることができなかった若者の思いのおかげで頂いた豊かさです。

たとえあなたが今無一文だとしても、それはたくさん頂いた上での無一文です。
ただその事実を、しっかりと認識し

「生かされている」

そう気づけたことが
私の原点です。

昨夜は本当に不思議な体験でした。
今日も最後まで読んでいただき大変ありがとうございました。
この体験を広島原爆の日に捧げます。

以上は2011.8.6当ブログの記事です。

私が実際に経験した、ちょっと神秘的な経験です。

非常に大切なメッセージと心得ておりますため
毎年8月6日にこの記事を載せるようにしております。

科学技術は人類が手に負えない、
ものまで生み出してしまうほど進歩しました。
でも、知性の欠片もなく欲望のまま力を振りかざすのではなく、
人間らしく命を享受したいのなら、手に負えないことはしない、
手に負えないものは持たない「誇り」が必要ではないでしょうか?

68年の歳月を経て、
我々日本人は逃れようのない現実と再度向き合うことを強いられております。

この「課題」は我々人類が、進歩する上で必要な「課題」であり、

我々個人の人生と同じく、
「課題」から逃げることで、待っているのは「衰退」と「苦しみ」です。
そして逃げれば逃げるほど何度でも形を変えてその課題は我々に押し寄せます。

先日、広島市長は「原爆と原発は別」との発言をされていました。

しかし、現実に、今日本では

福島の自然が破壊され、伝統ある町が廃墟となり、
放射能汚染水を処理しきれず海への垂れ流しも不可避の状況です。

この現実は、命をかけて原爆を作らなかった日本人が、
命をかけて思いをつたえたかった「未来の日本人」の所産です。
どうしても切ない気持ちを抑えきれません。

原発は、実際莫大な利権を産みます。
たしかにお金になれば輝かしい。
しかし、そこに「誇り」があるのでしょうか?

原発推進派は代替案を出せといいます。

代替案がなくても、

たとえ多くの人間がお金がなく路頭に迷っても、

日本の国土は、破壊されません。命を奪われる生き物、人間はほとんどいないでしょう。

しかし、原発があれば、

日本の国土が現状のように破壊される。生態系に多大の影響を与える。

命を奪われる人間、知らず知らずのうちに放射線障害にさらされる人間は数えきれないでしょう。

いま代替案がなくても、原発が無いとなれば、人間は他の知恵を必死で働かせます。

代替案がなくても、「生きる」ことはできます。

原発があれば、奪われる「命」が想像を絶します。

原発をもつかもたないかという議論で、

そもそも所有し依存するという選択肢はありえないと考えます。

まるで、
今の状態は、
気持ちが行き詰ったアーチストが安易に麻薬に手をだす状況にそっくりです。
「いい曲が書けないから、麻薬に手をだしたんだ!その曲で感動しただろ!
麻薬がダメだというなら、その前に、
曲作りに直感を刺激してくれる麻薬以外の代わりの物を教えてくれよ!」

この中毒状況からやはり抜け出す覚悟が必要です。

それが、戦後日本の建て直しを夢見た先輩方への、

せめてものつぐないとなるかもしれません。

ゼロ戦